バナナについて

くだものの中で消費量No1の身近なバナナですが🍌

バナナって意外と知らない!?

🍌

バナナは草

大きいものは10mほどに成長しますが、「木」では無く「草」なんです。
ですからバナナが実るとその茎は枯れてしまうのですが、根から子株が生えてきて、どんどん増えていきます。

バナナには種が有る!?


ふだん食べているバナナには種が有りませんが、もともとバナナには種が有って(二倍体ゲノム構成)、種が無い(三倍体のゲノム構成)のは突然変異なんです。


今、お店で売られているバナナの品種はほぼ、ジャイアントキャベンディッシュをいうバナナ1種類なんですよ。

バナナの増やし方

a株分け

バナナは成長すると子株をたくさん作りますので、子株を株分けして増します。

b種まき

種が有る品種もたくさんあり、種まきから増やすこともできます。
が、発芽させるのは難しいようです。
実は私もチャレンジしましたが、ほぼ全滅でした。
それに種から育てたバナナは当然実の中に種が入るので、食用としては向いていませんね。

バナナは寒さに弱い

基本的にバナナは寒さに弱いです。
日本で食用バナナの露地栽培が可能なのは沖縄まででしょう。本州では温室で育てている方もいらっしゃいますが、本格的な保温設備が必要なので一般の方には無理ですね。

でも最近、寒さに強い品種が発見されたしりして、関東以南ではバナナ栽培を始める方が増えているようです。
私もその一人ですが・・

家庭で育てられるバナナ

モンキーバナナ

入手しやすい人気のバナナ。
大きくならないので鉢植えでの育成が容易です。
実もできるので(種無し)初めてバナナを育てる方にはおすすめですが、耐寒性は有りません。
ウチのモンキーバナナは加温無しの部屋(最低気温7℃)で冬を越しましたので、冬は部屋に取り込めば越冬できます。
子株もどんどん増えますよ。(向かって右の白い鉢。右下の茶色い鉢はモンキーバナナの子株です。)

三尺バナナ

モンキーバナナ同様、矮性(大きくならない)のバナナです。
でも三尺(90㎝)よりは大きくなりますよ。
三尺バナナも美味しい実(種無し)ができるのでおすすめのバナナです。
私も今、結実を目指して育成中です🍌
向かって左の一番大きい白い鉢のバナナが三尺バナナです。

寒さに強いバナナの紹介

種無しバナナ

アイスクリームバナナ(耐寒温度-5℃/現在育成中)
最も流通量が多く、初めて育てる方にはおすすめ。
(2022年4月、3株とも寒さのため枯れました)


ドワーフナムワバナナ(耐寒温度-5℃/現在育成中)
食用としても美味しいことから、今一番人気。
(2022年4月、寒さのため枯れました)

種有りバナナ

ピンクバナナ(耐寒温度-5℃/現在育成中)
入手しやすく、価格も安価です。

レッドタイガーバナナ(耐寒温度-10~15℃/現在育成中)
おそらく耐寒温度最強のバナナ。ただ、入手が難しいです。

バーミーズブルーバナナ(耐寒温度-10℃/2021年9月、枯れました
こちらも寒さにはかなり強いバナナ。こちらも入手が難しいですね。
(2022年7月、新しい苗を入手。育成中です)

ダージリンバナナ(耐寒温度-7~8℃)
耐寒性があり人気のバナナ。
(2022年7月、新しい苗を2株入手。育成中です)

*種なし、種ありともに耐寒性バナナはまだまだたくさんありますので、興味のある方は調べてみてください。

耐寒温度について

耐寒性バナナの耐寒温度が-5℃とか-10℃と言われていますが、ずっとこの寒さに耐えられるわけではありません。

寒波が来て明け方の一番寒い時間に一瞬-5℃になる、とかでしたら寒さ保護をしていれば耐えられるでしょうが、連日マイナス気温が続いたり、根が凍ってしまったら枯れてします。


今年、アイスクリームバナナの親株を枯らしてしまいましたが、マイナスになった日が20日ほど有ったので、幹を凍らせてしまったようですね。

ですが、親株(地上部)が枯れても、根が生きていて、春に子株が成長してくれば、冬越しは成功となるようです。


ただ、地上部の茎を枯らせてしますと、子株の成長を待たなければならないので、実の収穫はできませんね。