バナナの成長記録11 冬越し中のバナナの様子

バナナ

雪が降った1月

3年間の気温の比較

グラフからご覧ください。
このグラフは東京の12月(2019年、2020年、2021年)と1月(2020年、2021年、2022年)の
10日間ごとの最低気温の平均を比較 したグラフです。

2019年12月から2020年1月は暖冬で暖かかったですが、 2020年12月~2021年1月、2021年12月~2022年1月は厳しい寒さになっているのがわかります。
特に寒さの厳しくなる12月16日から1月31日の一か月半を比較してみると
2019年12月16日~2020年1月31日 平均最低気温 4.34℃
2020年12月16日~2021年1月31日 平均最低気温 1.75℃
2021年12月16日~2022年1月31日 平均最低気温 1.66℃
最近2年はかなり気温が低いですね。

昨年はこの寒さでアイスクリームバナナの地上部(茎の部分)は枯れてしまいました。
今年は昨年を上回る寒さですので心配です。
ちなみに畑はこのグラフの気温より平均2℃寒いんです。

週ごとの畑の最低気温

マイナス6℃を記録した週が2回有りました。
畑に地植えしている 
ドワーフナムワバナナ
アイスクリームバナナ
ピンクバナナ
の耐寒温度はマイナス5℃と言われていますので、かなり厳しい気温ですね。
唯一レッドタイガーバナナだけは耐寒温度マイナス15℃とも言われていますが、株が小さいうちは寒さに弱いので気を付けなければなりません。

ドワーフナムワバナナの様子

ドワーフナムワバナナの寒さ対策は
1 不織布を幹に巻く
2 不織布の上を段ボールで囲う
3 さらに段ボールの上にエアパッキンを2重に巻く
4 エアパッキンの簡易温室で囲む
と、たくさんの対策をしました。

日付ごとに見ていくと、やはり幹のダメージが増しています。
昨年、枯れてしまったアイスクリームバナナもこれくらいのダメージでしたので幹の冬越しは厳しそうですね。
それから、エアパッキンの簡易温室内の最高気温を見ると45℃前後まで上がっています。
この温度差もバナナには良くないですが、寒さは続くようですのでしばらくはこのままで様子を見ます。

アイスクリームバナナの様子

アイスクリームバナナの寒さ対策は
1 不織布を幹に巻く
2 不織布の上を段ボールで囲う
3 さらに段ボールの上にエアパッキンを2重に巻く
この株は簡易温室は作っていません。

ダメージはドワーフナムワと同じくらいでしょうか。
やはり日を追うごとに枯れが進んでいますね。
やはり今年の寒さは予想以上に厳しいです。もし地上部(茎)が枯れても、春に子株が生えてきてくれると良いのですが。

ピンクバナナの様子

ピンクバナナの寒さ対策は
1不織布を巻く
2不織布の周りをエアパッキンで2重に巻く
3段ボールを被せる

厳しいダメージです。
13株あるピンクバナナはすべてこの状態なので地上部(茎)は枯れますね。
根が生き残っていれば春先に子株が生えてくる可能性も有りますので、子株の発芽を待ちたいと思います。

レッドタイガーバナナの様子

レッドタイガーバナナ 1株目

レッドタイガーバナナの寒さ対策もピンクバナナと同じです。
1不織布を巻く
2不織布の上をエアパッキンで2重に巻く
3段ボールを被せる

日付ごとに見てみると・・・あまりダメージが変わらないですね。

レッドタイガーバナナ 2株目

こちらのレッドタイガーバナナもあまりダメージが進んでいないようです。
でも段ボール、エアパッキン、不織布の保護は昼間に気温が上がるらしく、蒸れて汗をかいています。
それで換気を良くするためにエアパッキンを巻くのをやめ、不織布と段ボールの保護だけにしました。

エアパッキンを外して一週間後、1月30日のレッドタイガーバナナです。
蒸れは若干解消されたかな・・という程度でした。
エアパッキンを外したので寒さのダメージを心配したのですが、まだ葉の青い部分が残っていますね。
他のバナナよりダメージの進み方が遅いので、やはり耐寒性が強いのでしょうか。

室内で冬越しのバナナ

島バナナ

耐寒性が全く無い島バナナ
暖房の無い部屋の中(最低気温は8℃前後)で育てているので1番最初に枯れると思っていました。
窓に近かった葉は窓から伝わってくる冷気で枯れていますが、この状態なら冬を越せそうです。

ドワーフモンキーバナナとピンクバナナ

写真向かって左:ドワーフモンキーバナナ
耐寒性が無いバナナですが、株分けした子株も元気です。

写真向かって右:ピンクバナナ
耐寒性のあるバナナですが、葉の枯れ方を見るとそれほど耐寒性は強くない印象ですね・・株が小さいせいかもしれませんが。
でも親株、子株4株とも冬は越せそうです。

畑に地植えしたバナナの冬越しはかなり厳しい印象です。
12月下旬から1月まではラニーニャの影響で寒い日が多く、バナナのダメージは想像以上でした。


春先にまたバナナの冬越しを報告します。





コメント